リトルブルー??【封印契約書】

あヤッペ  2007-01-27投稿
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[・・・・・お前他の奴らの中で一番賢そうだから言っとくわ]

唐突にザックは言い出す
ある岩を背もたれにして休んでいたクーロンは無言でザックを見た

[禁断の藪の封印契約書]

クーロンに差し出されたザックの右手にあったのは、一つの黒い巻物

[噂なら聞いたことあるよ、あくまでも噂の範囲だけどね]

[ならそれ見てみろよ。でも俺ぁ噂なんざ聞いてねぇからな]

俺は知らない。とゆうように
黒い巻物をクーロンに手渡す

クーロン巻物を止めていた紐を、ザックの様子をうかがいながらほどく

[・・・・・・・・これは]

内容を凝視し、驚く

[たぶんお前の知ってる噂と違うだろ?それ]

ニヤリと笑う
そんなザックにクーロンは少しあせった表情で

[こんなの・・・・・]

[ふざけてるってか?]

うん、とクーロンはザックの言ったことに頷いた
なぜ言おうとしたことが分かったのか、勿論ザック自身が内容を知っているからだ

[この禁断の藪に隠された謎がそれってわけだ、この内容は俺と長老とお前、あと俺のオヤジが知ってるらしい。なんでかしらんが]


ふっ、と意味深な笑みを浮かべ
俯くザック

[でも、なんでザックがこんなの持ってるのさ・・・!]

クーロンの冷や汗がすごい
ザックも少し焦っているようだ

[・・・・・・・・・・。そんなことはどうでもいいだろ、]

何故かギロリと鋭く睨むザック
その気迫に少しのけぞったクーロンだったが、すぐに立ち直り、聞いた

[分かった、サクラ達に言ったらややこしくなるよね、・・・特に青]

だな と微妙に微笑む
だが その微笑には
まったく余裕がない
[『禁断の藪の封印解かれしとき、異界への扉開かれる』・・・・・・、シャレになんねぇな]

手に持った巻物を握り締め、ザックは立ち上がる

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