「はぁはぁ」
俺が学校に到着したのは、祐司が到着してからしばらくたったあとらしい。
「なっ!やっぱり俺の勝ちだったろう?」
俺はこの質問に対しては返答しなかった。
キーンコーンカーンコーン
とりあえず遅刻しなかっただけでよしとしよう。
「修平ぇここわかんない、教えてくれ〜」
「だめだ!たまには自分で解け」
さっきの勝負とは違って今度はどっちが優勢かみるみでもなかった。
「けち!」
「うるさいぞ!土方ぁ!」
先生の怒りがとんできた。
「すみません!」
「あはははは」
クラスの皆が笑い始めた。
そのあとは静かに授業が続けられた……
キーンコーンカーンコーン
……
…………
「修平!帰ろうぜ〜」
「わりぃ委員会だから先いってて」
「あらそう?大変だねぇ〜学級委員様は」
「なりたくてまってたわけじゃないぞ」
そううちのクラスは学級委員に誰も立候補しなかったがために、成績順に決めることになり、俺ともう一人の女子とで学級委員をやるはめになってしまったのだ。
「へいへい、じゃあがんばれよ」
「おう」
「今日の議題は文化祭の役割についてです。」
〜〜〜〜〜
……………………
…………………
くだらない。誰がなにやってもどうせ似たような仕事なんだからわざわざ立候補制にしなくてもくじかなんかきめれば早いのに。まあいい適当に立候補してとっとと終わらせよう。こうゆうやつらは誰かが立候補すれば最後に残りたくないと思ってどんどん手を挙げてくるだろう……つくづく人間は臆病なきがする。
「はい!僕が音響をやります。」
〜〜〜〜
計算どうりあっとゆうまにみんなが手を挙げ、今日の集会が終わった。
ぶーぶーぶー
「ん?ああ携帯かなんだろう?」
めずらしく受信先は母さんだった。
「わっ!こんなに電話きてたのか!気付かなかったな。」
俺はこの時ものすごくいやな寒気がした……
メールの内容は
「お父さんが倒れたの、
Z病院にきて。」
一気にかけだした。
その間に悪い考えがとまらなかった。
この時多分落ち着いてることができたらな……