ミカン色の朝が
優しい風を運んでくれる
その風は
ほのかに君の匂いがした
風に乗って
君の笑い声が
優しく 優しく
僕を包み込んでくれる
こっちの風は
君に届いているだろうか
僕の
軽くほくそ笑む声
僕の
君の気をひくためにちょっと奮発した
甘い香水の香り
届いているはず
なぜならこのミカン色の朝が
君と僕とを繋げているんだ
だって
僕らは同じ朝を見てるから