時がたつのは異常に早く、くるみが死んでからもう３日がたった。また今日も寝れなかったな。 『彰兵、ちょっと降りて来い。話がある。』 親父の声。呼ばれたのかな？とりあえずいくか‥‥。『呼んだ？』 『きたか。まあ座れ。』 言われる通りに座った。 『どうだ、最近。』 『は？どうだ？なんでそんなこと聞くんだよ。世界で一番大切だと思ってた人が急にいなくなって何日もたってないのに、「最近調子いいよ」なんて言えるわけねぇだろ。』 『だよな。』 その一言で会話が途切れ、沈黙の時が流れた。 『なんだよ話って？』 オレは問いかけた。それを聞いた親父は不安と苦しみの交じった顔をした。 『突然だけど‥‥‥。』 親父の言葉が止まった。 『どうしたんだよ。早く言えよ。』 『実は‥‥‥父さん、転勤することになった。』 『‥‥‥は？』
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