私は愛されていた
愛されすぎていた
両親からの束縛が
厳しい毎日だった
ある日私のお家に
一人の少女が来た
二人仲良くしてね
両親は私に言った
両親の束縛が少し
私の鎖が軽くなる
しかしその鎖達は
少女を縛り始めた
途端に両親は私に
虐待をやり始めた
ある日目が覚める
光が射さない場所
足には鎖がついて
そこは牢獄だった
足音が聞こえだす
足音の正体は少女
綺麗な格好で話す
無様な格好だわね
確かに無様だった
この前の格好とは
天と地の差がある
私はかすれた声で
私がこんな場所に
閉じこめられるの
少女は言い放った
お前は捨て子なの