そして…健君が休憩になると話ができる。
健君は優しいから、1人寂しくバレー部が終わるのを待ってるあたしの話し相手になってくれる。
そしてお互いの今日のでき事を話す。
これがあたしの最近の日課(*^_^*)
そしてルンルン気分で友達と帰る☆最高だ☆
ここまでのあたしの気持ちやら行動やらで、健君を好きな事は明らかなのだが…
あたしは健君の事は友達として好きなんだと言い聞かせ
心の奥で元彼の克也をまだ想っていた…
気がする(?_?)
だけどあたしの気持ちが確かなものになる日がとうとうきた。
その日は雨が降っていた。
雨が降るとソフト部は体育館の中で筋トレを中心に活動する。
体育館の中ではいつものようにバスケ部が練習してる。
『あれっ?!舞ちゃん今日は体育館なの?!』
ランニングしていた健君は足を止め、あたしに話しかける。
『うんっ!雨だからね!』
あたしは元気よく答える。
実は、体育館でのメニューは外よりもラクだし早く終わるから、テンションが上がっていた。
筋トレを中心にしたメニューは2時間ほどで終わり、あたしはジュースを買おうと思い自販機に向かった。
すると、休憩になったバスケ部員がゾロゾロと自販機の前に集まってきた。
何を飲むか決め兼ねていたあたしはバスケ部に順番を譲った。
『終わったの?』
健君が話しかけてきた
『うん!雨だから早く終わった!』
『そっか。飲む?』
健君がお茶を差し出した。
あたしは『うん。』と返事をし、お茶を飲んだ。
…ん?間接?!
あたしは急に恥ずかしくなり、飲んだ後に赤面した。
それを見て健君も赤面した。
健君も、まさかあたしが『飲む』って答えると思わなかったみたいで(‐o-;)
2人で沈黙…
すると『あれ?健君!もしかして彼女?!』
バスケ部のマネージャーの広美が話し掛けてきた。
『ち、違うって!』
健君が慌てる。
『う、うん!ただ話してただけ!』
あたしも慌てて答える。