素直になれない私?

美咲  2006-01-21投稿
閲覧数[349] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「うん...。けど難しいな。素直に自分の気持ち言うんて。何か恥ずかしいし...。」
戸惑う私に由梨恵は優しく抱きしめてくれた。
「マサの方がええか??」
「エッ!?なに言うとん!!」
二人で笑いあった。
『はよ日曜になればええのにな。』心の底からそう思った。

『あと2日』カレンダーとにらめっこ。毎日マサから電話が鳴る。話の内容はたわいも無い事だが、充実した日々が過ごせている。
明日は日曜日。とうとうマサに会える。やっと会える。私の心はうきうき気分を隠せない。着ていく服を2時間かけて選び、髪はおろすか上にあげるか何度も鏡の前で本を見ながら試していた。その時電話が鳴る。『マサからや』瞬時に電話を取った。
「もしもし??」
「美咲??」
「マサ??美咲で〜す!!」
「あのな、明日なんやけど...。」
「どしたん??都合悪いん?」
電話の向こうでカズ達の話し声が聞こえる。何かあったのだろうか。沈黙が続き、いきなりシンゴが電話に出た。
「もしもし、美咲?明日なマサの親が美咲の親に謝りに行きたいんやって!!いける??」
「エッッ!?マジで!!ちょっと待って。エッッ!?おかん!!」
親に話をし、いけるという事で日曜日にマサの親に会う事になった。親といってもマサは母子家庭で来るのは母親。うちも母親だけが行く事になった。
違う意味でのドキドキに私はその日寝る事が出来なかった。

そして日曜日。予定の時間前にマサから電話が鳴った。家の前に着いたらしい。私は急いで家の外に出た。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 美咲 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ