GAME 14

るぅ  2007-02-02投稿
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自分は棚に上げて、私を責めるわけ?

だめだ。黙ってられない!

「…シンこそ……昨日はどこでなにしてたわけ?ラブラブな彼女と。」

「は?」

とぼけるつもり?そぅはさせないわよ。
眉を寄せるシンをまっすぐ睨みながら、私は爆弾を落とした。

「昨日…赤木さんと抱き合いながら、好きって言い合ったりして。可愛い彼女によろしく言っといてよ。」

シンが立ち上がり近づいてくる。

「彼女はお前だろ。」
「2番目の!?」
「違うって。」
「もぅいいよっ!聞きたくない!!」
「落ち着けよっ!」

言葉と同時に手を伸ばしたシン。

大好きな指先が触れた瞬間――

パシッッ

振り払った。

「………。」

指先を見つめるシンの顔が硬直してる。
でも一度溢れ出してしまった私の感情は、もう止まらなかった。

「他の子を触った手で私に触れないでっ!!」

今どき小学生でも言わないようなセリフ……振り払った手と顔が燃えるように熱い。

短い沈黙の後、シンが口を開いた。



「嫉妬してんの?」


こんな時にまでそうやって茶化すの――?

最後まで私ばっかりが真剣で、一生懸命なの………

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