『ふ〜ん。まぁ…健君には幸せになって欲しいからさ(^皿^)/ねっ☆』
すごく意味深な言葉と同時に健君の肩をポンとたたく。
それを見た瞬間、あたしは胸がグッとつまったような気がした。
そして二人はどういう関係なんだろう…
って悲しくなった。
休憩が終わり、健君は部活に戻った。
あたしはバレー部が終わるまで、体育館の外にある階段に座り、さっきの場面を思い返していた。
『あんた何したの?元気ないよ?』
バレー部が終わり、香苗と香織が帰る準備をしながらあたしを気遣う。
あたしもどうして元気がなくなってしまったのかわからないけど…
なんだか少しショックを受けていたんだと思う。
『げっ!舞が肉マン食べないって!』
学校帰り、コンビニに寄って肉マンとおでんを3人で食べながら帰るのがあたし達の日課だった。
だけど今日は肉マンは食べられなかった。
それが香苗と香織からしてみれば大変な事だったみたいで、ずっと
『風邪?!なんかあった?!』って心配してくれた。
そのたびにあたしは
『違う(^-^)大丈夫。心配かけて悪いけど…生理痛なだけ。』
数日前に生理は終わったが、ごまかしの為に嘘ついてしまった。
『な〜んだ。明日から肉マン食えよ。』
『へいへい。』
そんな会話をしながら帰った。
家に帰ってからあたしは健君の事を考えていた。
そして…彼氏のフリをしてもらっていた時の事を思い返して…
気付いた。
あたし、健君を好きかも。(今さらかよ!)
だけど健君には彼女がいる。