グサ！グサ！グサ！グサ！グサ！グサ！グサ！グサ・・・・・・・・・
「もう死んでる！」
少年の声で勇は我に帰り攻撃を止めた。
最早周りは血の海と化している。
勇はその場に崩れ落ちた。
「はぁ・・・はぁ・・・死ぬかと思ったぁ・・・ありがとよ・・・助けてくれて・・・」
「助けるのは当たり前だよ・・・そうしなきゃ・・・確実に死んでた・・・俺も人殺しになっちゃうよ・・・」
「確かに・・・でもオニって・・・こんな姿だと・・・どうした？」
「あっ・・・それ・・あぁ！！」
少年は怯えた表情であるものを指差した。
オニの死体があった場所に
首が取れた男性の死体があった。
「え？一体・・・どうゆう事だよ・・・嘘だろ・・・嘘だ！嘘だ！」
しかし目の前にあるのは明らかに人間の死体。
いくら嘘と言おうが現実は変わらない。
『じゃあ俺は・・・人を・・人を殺した・・・嫌だぁ！嘘だ！夢だ・・・こんな事・・・有り得ねぇだろ・・・』
「う・・・おうぇ・・・」
少年は気分を死体を見て気分を悪くしたらしく嘔吐した。
「俺はあいつと・・・原田と同じだ・・・人殺しだ・・・」
夜はまだ続く・・・
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