あたしに想われたって健君も迷惑なはず…。
それにあたし恋愛はしばらくお休みするって決めたんだしっ!
だけど次の日からやっぱりあたしは健君を意識するようになってしまった。
あたしの席は健君の後だったから、健君の状況は丸見えだった。
だから健君がクラスの女の子に話しかけられると、あたしはチョットだけム〜っ(´ε`)とヤキモチを焼いてしまう。
そしてまたあたしの病気が始まった。
健君を意識しすぎて話せなくなった(´A`)
中学生の時にそれで失敗してんだから学習しろっ!
て自分にあきれたり。
だけど高校生になってあたしは少しだけ進歩した。
なんと!
健君に手紙を書いたのだ!
…といっても『あたしの好きな歌は○○で…』とか『昨日の部活は大変でね…』とか、健君にとってはど〜でもいい内容を小さなメモ用紙に書いただけ(‐o-;)
なにやってんだあたしは…
って思いつつも楽しみながら手紙を書いていた。
そして後ろの席から健君の背中をツンツンして渡してた。
健君も『またかよ(笑)』みたいに笑って受けとってくれた。
放課後、部活が終わって、あたしはいつものように、体育館に向かった。
すると…康彦がいた(-"-;)
げっ!て思いつつも、一応、中学校からの友達だから完全に無視する事もできず…。
『なにしてんの?』
と話し掛けると康彦は
『舞に伝えたい事あって。』
『伝えたい事?』
『うん。実は彼女できたんだ。』
あたしは心から祝福というか…
もう追われる事もなくなるかと思うとラッキー☆って気持ちでいっぱいだった。
『良かったじゃん☆仲良くね☆』
明るく返すあたしに対して康彦は暗い声で
『だって舞は克也の事、まだ忘れてないでしょ?健と付き合ってるってのはスグ嘘だと思ったけど克也の事は忘れてないってわかってたから…。』