中学校の頃から克也をあまり好きじゃない香苗は、引きずってるあたしに厳しく言った。
ただあたし自身、康彦の言葉を聞いて良かったのかもしれない。
お陰様でスッカリ未練なくなりました。
バイバイ克也。
次の日、隣のクラスの紗弥加が
『舞ちゃん！ちょっと…。』
と廊下に出るようにとあたしに手招きしてきた。
あたしも紗弥加とはあまり話した事なかったから不思議に思い、席を立って廊下に出た。
すると…
『お願い！ちょっとガツンと言ってほしい奴がいるの！こいつなんだけど…』
とあたしの前に気の弱そうな男の子を差し出した。
あたしはワケがわからずキョトンとしていると
『ほら！舞ちゃん！昨日の勢いでさ！』
…ガーンΣ(Ｔ▽Ｔ;)
紗弥加の一言で、あたしは昨日のブチ切れ事件をリアルに思い返した。
待って待って?
あたしはそんなキャラじゃない?
『あたしそーゆーのできないから！』
と言い残し、教室に戻った。
紗弥加は『ちぇっ』と言い残してクラスに戻った。
すると何人かが『やっぱり舞はヤンキーだったんだ(^皿^)』
と昨日の話題を持ち出してきた。
そして体育館で部活をしていた人達が、あーでこーで…と外の部活のメンバーにあたしの事件を教え始め…
冗談まじりだけどあたしは元ヤンだとかヤンキーよばわりされた(;_;)
いつもニコニコしているあたしだったが目が猫目な為に少し鋭かったから
『やっぱりその目がヤンキー時代を物語っていたか(^皿^)』
なんてからかわれ…?
ヤンキー時代なんてなかったよあたし?
ヘコむ?
そして…健君はどう思っただろう?
昨日のあたしを…。
今さらながら気になりだした。
今日は健君とまだ口きいてない。
なんだか気まずい…。
授業が始まり、窓から見える空をボーッと眺めながら昨日の事を振り返ってはタメ息をついていた。
すると…
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