ありがとうの気持ち?

さくら  2007-02-05投稿
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『は、はぁ…』

あたしは内心、複雑すぎてテンパってるよ〜?

だけど…

今さらだよそんなの。
バカ。

その日は複雑な気持ちで健ちゃんと映画を観に行った。

正直…上の空な所もあった。

ごめんね健ちゃん。

それからというもの、由希という女の子から毎日電話がかかってきて、恋の相談を受けるようになった。

由希は克也と同じ高校の1つ年下の子みたい。

正直…あたしを巻込まないでくれ〜って思いながら聞いてたし、元彼とのラブストーリーは聞いても心境が複雑な為、アドバイスにも力が入らない?

そして最終的にあたしが克也と電話で話して、由希と付き合うように説得するというオチになった?

何度も断わったが由希は強引な性格な為、押しに負けた。

あたしはいろんな意味でドキドキしながら由希から聞いた克也の番号に電話をかけた。

『もしもし?』

久し振りの克也の声だ。

『舞だけど…』

『お、おう。もしかして由希から俺の気持ち聞いて電話してきたの?』

『ち、違うよ!由希ちゃんから相談受けてて…すごく克也に対して一生懸命だし想ってるし…その…はぐらかさないでもっと真剣に考えてあげてって言いたくて』

『はぁ?俺の気持ち知っててそんな事言ってんの?だとしたら最悪だな』

『勝手に人の番号教える方もどうかと思うけど?』

あたしは久し振りに話したにもかかわらず、克也の気持ちや行動がわからず優しく話せなかった。

だけど昔の話をされると学校以外での、2人で過ごした思い出がリアルに頭の中を駆け巡る。

なつかしいな…。

思い出はなんでこんなにキレイなんだろ…。
思い出の様に、キレイな事だらけだったら悲しむ事も離れる事もなかったのかな…。

あたしはこの気持ちをかき消したくて健ちゃんに電話をかけて気持ちを落ち着かせた。

あたしには健ちゃんがいるじゃない…。

克也と電話した翌日。
なんと由希が学校の門の前にいた。

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