私はその日のバイト終わりに、本田サンをご飯に誘った。近くにあるファミレスに行く間、いつ言おうかや何て言うかなど色んなコトを考えた…
「ふぅ〜、くったくったぁ〜♪♪」
「ご飯食べるの早いですね〜☆」
「お前が遅いんだよ↑」
私は、こんな他愛もない会話ですら緊張していた。
「じゃあ行くか!明日も学校だろ?」
「はい♪」
私は勇気が出なく、今日はやめようかなとも思った。ケド、ここでやめたらきっと後悔すると思い
「ぁの!話しがあるんですケド…」
「んっ?どしたぁ?」
「その…」
私は言葉が出なかった。好きっていう言葉がこんなにも重く勇気のいる言葉なんて思いもしなかった!
ただただ、下を向いて勇気が出るのを待っていた。
「寒いね」
本田サンはそう言うと、私を抱きしめた。
「ぇっ!?」
私は、この状態が理解できなかった。
なんで本田サンは、私を抱きしめてるの?
「仁美は…」
初めて下の名前で呼んでくれた!!
「俺のコト好き?」
私は泣きそうになった。
そしてただ、上下に首を降るしかできなかった。
「俺も、仁美のコトが大好き♪?こ上でもぃいの?」
「本田サンじゃなきゃやだ」