永遠に廻る季節の中、君は空に旅立った。
長い長い間思っていた。僕はここだと、ずっとここにいるのだと。
凍り付いた平和の中心にひとりぽつんと残されて、立ちすくんだ。
あぁ最後に聞いた歌が空の下で良かった。
あぁ最後に見た夕日が綺麗で良かった。
あぁ最後に君が笑顔で良かった。
涙はまだ流れるし、傷付いた羽ではすぐには飛べないけれど。
神様、もし本当にあなたがこの青い空の向こうにいるのなら、どうか私に力を下さい。
守ることのできる力を。
それは悲しみの為
そして幸福の時の様に。