[ゎつ!?]
ぐいっ と左腕を掴まれ、ふわっと体が空中に浮いた
[な!!!なにすんだよアクスア!!]
地に付かない足を必死にバタバタ動かし、抵抗しながらアクスアを睨みつける
が、アクスアの目は冷たかった
[はぁっ?!なに言ってんのお前]
あざ笑い、口端を少し釣り上げた
それはとても冷酷な表情で、背筋が凍るような・・・そんな笑い
[オレはDN・・・知ってたはずだ!オレとお前らは て・き・な・ん・だ・よぉ!!]
[っつぅ!]
また腕を持ち上げられて、瞬間的に痛みが走った
[やめぇや・青ちぃかわいそうやんか]
隣で見ていた美青が少し怒りながらアクスアのコートの袖を引っ張る
『美青、殺しはしないよ。』
仮面の男が腕組みし、美青の頭にポンと手を置いた
『それより美青、邪魔者がちかずいてる。始末してこい』
冷静に男は指示する、美青はためらったが青をみるとすぐに藪の方へ飛んでいった
[邪魔者って・・・・まさか]