《皆さん、楽しそうですね…》
「ガイコツさん、どうしたんです!?そんなにやつれて…」
『もとからだろ。』
《うぅ…今、小学校の理科室に寝泊まりしてるんですが…子供達が僕のことをいじめるんだ……うわぁぁん!!》
〈元気出して!よしよし☆〉
【おいお前達!さっきから黙って聞いてればバカげたことを…】
「あ、ゾンビさん。」
【最近の化物達は人間に依存しすぎてないか?情けない!!】
《それはそうですけど…》
【これじゃ化物の誇りは無くなったも同然だ!!そんなことでいいのか!……おっと失礼、電話だ。】
「おやゾンビさん、携帯持ってたんですか。」
『しかも最新機種かよ…』
【失礼、今からお化け屋敷のバイトが入ってしまった。またこの件は皆で話し合おう。アデュー!!】
『自分の事は棚にあげやがって…あいつこそ誇りがねぇな。』
「あーゆう化物にはなりたくないですねぇ。」