僕は母に『どこに行くの?』と聞くと母は『今から神戸に行くから!お父さんと別れるの。』
あまりに突然の事で前から薄々は感じていたのに僕はショックを隠しきれなかった。
でも、僕がショックを受けたのはこれではなく、父の一言だった。それは僕が母と住むと決め、荷物をまとめて家を出るときだった…父『お前はもう、俺の子供じゃない』
僕はそれから人に心を開こうとしなくなった…。
そうして僕は神戸に引っ越した。でも学校は転校しなかった。なぜなら、前からずっと好きだった子がいたからだ。
その子の名前は純。色が白くて笑顔のかわいい子だ。でも僕は心からの笑顔を純に、当然友達にも見せる事はなくなった…。
そんな僕の異変に最初に気付いてくれたのは、大好きな純だった。