BLOODパニック ?

иaиa  2006-01-22投稿
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 〜次の日(屋上)〜
 「ふ〜ん・・・絵里がそんなことをねぇ・・・」
 「そぉなんだよなぁ・・・・」
 美久と、陽太が屋上で話している。
 「けど、陽太だって、言いすぎじゃないの?」
 「あっ?」
 「絵里だって、あぁ見えて結構がんばってんだよ?」
 陽太、顔をしかめる。
 「絵里ね、この前道端で転んでた子供の手当てしてたんだよ・・」
 陽太、無言で話しを聞く。
 「そのコね、転んで血出てて泣いてて、絵里がねばんそうこう張ってあげ
 ようとしてたんだよね・・・」
 美久、微笑を浮かべる。
 「その時ね、絵里ががんばっているのは知ってたんだけど、笑えてきて
 さ」
 「笑えた?何で?」
 陽太が、不思議そうに問う。
 「だってさ〜、ばんそうこうを張ろうとしているとき、手はガクガクで、
 顔だって、真っ青で・・・今にも悲鳴を上げそうだった・・・」
 「そりゃぁ、笑えるかもな」
 陽太も、微笑する。
 「けど、結局もぅ見てられなくて、私が行って張ってあげたんだよね」
 「なんだよ・・・それ」
 「でもさ、結構な成長だよ?」
 「あっ?」
 陽太、ビックリした様子で、美久の顔を見る。
 「だってさ、前まで絵里は血を流してる人を助けようとしなかった・・。
 けどさ、今回絵里は、陽太にハンカチを渡した」
 「あぁっ?どぉゆう事だよ?」
 陽太、意味が分からず美久に聞き返す。
 「だから、ハンカチを渡したって事は、陽太を助けようとした・って事」
 「!」
 美久が、続けて話す。
 「でもね、絵里は血も嫌いだけど、お母さん(絵里の)のことも、嫌い
 なの・・・」
 美久うつむいて、悲しそうな表情をする。
 「?!」
 陽太、驚いた様子で、美久の方を見る。美久が、話を続ける。
 「そのきっかけは・・・・2年前・・・――――」








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