今でも思う。どうしてあなたと私がこんなに素直に愛し合えたのか。
私は公立ので自由な高校に入学した。私も流行りの女子高生の格好をして学校に行っていた。
なにが基準で普通なのか良くわからないけど、私はごく普通の高校生だと思っていた。
一方あなたはその高校でも1番目立つ、周りから見れば近寄りがたいいわゆる不良グループの1人だった。
「できれば関わりたくないよねー…。」私は友達とそう言って少し避けるように生活していた。
そんなあなたと初めて話したのはまだ夏の暑さが残る9月、2学期の始めだった。