relations 3

るぅ  2007-02-17投稿
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「は?言うわけねぇじゃん。必要なぃし。あいつは格好いい俺だけ知ってればいぃんだよ。」

「ふぅん。」

あれ?なんか呆れられた感じ?

ユカリは嘆息しながら近付いてきた。

「もっといろんな顔見せたほぅがいいよ?きっと喜ぶと思うな。今度からは何かあったら彼女呼びなよ。」

なにそれ。別にお前に関係ないし。

だいたいそれって、もう呼ぶなってこと?

黙り込んだ俺を苦笑して見下ろすユカリ。
左耳できらりと光ったのは、いつもつけているアメジストのピアスだ。

確か年上の彼氏からのプレゼントだっけ。
興味ないからあんま聞いたことないけど。

フッとユカリがかがんで、キスをした。

唇を重ねるだけのフレンチキス。


帰り際にいつもユカリからする。初めての日からずっとだ。

これも自分の中のルールなんだろぅ。


「またね。」

淡い香りと微笑みを残し、ユカリは帰って行った。



これが、俺とユカリの関係。

ずっと、変わらない関係。



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