relations 10

るぅ  2007-02-19投稿
閲覧数[355] 良い投票[0] 悪い投票[0]

あの日から1週間――

俺は誰ともヤらなかった。

別に深い意味はなくて、ただバイトが忙しかったから。

店長の野郎は相変わらずうるせぇし、まじイライラしっぱなし。

いつもどうやって気持ち切り替えてたっけ。

「リョウ〜今日バイトねぇんだろ?釣り行かねぇ?」

「ん〜……。」


めんどくせぇな〜。

「せっかくバイトないんだったらアキに会ってやれよ。」

横からトモヤが責めるような口調で言ってくる。

なんか機嫌悪い?つーか俺もあんまよくねんだけど。

「……せぇな…。」

「あ?」

あ…ダメだ。イライラ限界。


「ぅるせぇんだよ。お前に関係ねぇだろ。」

「なんだと?」

ガタタッ―\r

掴みかかってくるトモヤ。

なにこいつ。意味わかんねぇ。

「おい!二人ともやめろよっ!!」

「落ち着けって!」

慌てて間に入ってくる仲間達。

俺はそいつらの腕を振り払って、言った。

「釣りには行かねー。アキとも会わねー。」

「リョウ……」

「………ヤルだけの女なら、いくらでもいんだよ。」

吐き捨てるように呟いて、背を向ける。

トモヤの怒鳴り声が聞こえたけど、もういいわ。

なんか疲れた……。

俺はまっすぐ家に帰った。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 るぅ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ