とうていダメ。?

ケイタ  2007-02-19投稿
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毎日?見てるだけ。
話せる訳がない。
お互いが意識して、わざと話すことを避けている。
でも、ある時……リサが叫んだ。
『この宿題誰の〜??』リサは宿題を配っていた!
『この宿題誰のだってば〜!!??』
ノートに名前が書いてなかったらしい。
そのノートは……俺のだった。
『マジかよ!!俺のじゃんか!!』
俺は焦った。
『どうする。どうする。どうする。』
俺は勇気を出して…『あれ!?俺の俺の!』自然に言ったつもりだった。
リサが固まった。
『………あっ!はい!』
リサがノートを渡してくれた。
『ありがとう。』俺は返事を返した。
俺はもちろん、リサも赤面した。
恥ずかしながらも、どこか嬉しくてにやけてしまう。
きっと周りからは変に思われただろう。
そんなことなど頭に無かった。
嬉しくて、嬉しくてたまらなかった。
やっと口がきけた。ご飯すら、胸がいっぱいで食べれない。
でも、二年生で口が聞けたのはたった、この一回だけ。
そして、とうとう三年生。
何も出来ないまま、別れが迫って来ていた。
つづく…



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