鈴の音【?】『何時迄も…。』

 2006-01-23投稿
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『本当に行ってしまわれるのですか?』      「あぁ…。少しの間だけ、行かねばならぬ所があるのだ…。待っていてくれ!俺は必ずや貴女の元に戻って来る。それ迄…待っていてくれ!!」       『えぇ、私ゎこの一生が終る迄、貴男様を御忘れにはなりませぬ。この愛も変わらずに…。』                  「では、行って参る…。」            彼は風に消えて行った…。            彼女の涙、頬迄流れ、緩やかな風に乗って、小さな粒になって、はじけて…消えた…。                     『貴男様の事、貴男様と過ごした日々、貴男様の愛、貴男様の全て…。幾つもの年月が過ぎようとも、貴男様を御忘れにはなりませぬ…。何時迄も…。何時迄も…。』            …続。

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