[だから言ったでしょ〜が!油断してかかるからぁ、も〜]
ナリータがイスに腰掛けながら怒った
ギシギシと椅子が軋む
そんなナリータの目の前でタバコを加え、腕を組む男がいた
[しゃあねぇじゃん!!いきなりだったんだからよー]
フーッと煙草の煙を吐き出す男
まったく反省はしていないようだ
[んで?あの2人はどした]
話をそらした男にナリータはムッとしながらも答えた
[いないよ、今はスバルにいるかな]
空中に目を泳がせ、ナリータは適当に言う
[ふ〜ん、あっそ]
タバコをポイと捨て、あまり興味なさそうに呟いた
その態度にナリータは更にムッとする
[・・・・・・ま!スバルにはクレバがいるしねっ!!!キミみたいに頼りなくはないだろうから僕も安心さっ!!!!]
ニヤリと笑いながらナリータは男の捨てたタバコを踏みにじる
[そーかもなぁ]
笑いもせず哀しみもせず、男はゆっくり立ち上がる
[どこいくのさ]
警戒したようにナリータは眉を細め、男に聞いてみる
[果てで待ってる、]
にこりと笑い、去っていった
[世界が終わるんだ・・・からね]
ナリータは意味深な言葉を投げかけた