また、彼女がノックもせずに部屋に入ってきた。
「ちょっと!少しは家事でも手伝ったら!!私だって好きでやってる訳じゃ―――――ょ――――わかって――――…………」
いつものように激しく愚痴をこぼす彼女の言葉を聞きながす。
ベットの上に寝そべりながら、壁にはられたカレンダーをながめた。
…あれから約三ヶ月……。彼から連絡は来ない。
私は枕の下から二つ折りになった紙をとり出した。
紙を開き、彼が書いた字を指先でなぞる。
…私は待つ。
不確かな約束を。
嘘かもしれないけど……その約束が私を照らし続けるから……。
待ち続ける…………。
END