血の叫び

尊吾  2007-02-24投稿
閲覧数[841] 良い投票[0] 悪い投票[0]


不意に目に飛び込んだ

変わらないな

夜の血


時刻は深夜2時をまわっていた


目が覚めた

金島は


コップを取り出した



ノドに突き刺さる痛さ


辛さ


しかしもう抵抗はない


変わらないな

夜の血


最初はむせていた事もあった



眞鍋ひなの血


こんなに満たされているのに


なぜあの時泣いたの


部屋に包まれる血の臭い

金島は語る

甘みがあると


11年前に殺された娘の眞鍋ひなの行き血を


金島は

堪能している


彼のノドは血に耐えきれず

声は出ない


そこには娘を殺された父の血の叫びがあった



金島は眞鍋ひなの血を

ひなの夫である
眞鍋の遺体の口に

流し込んだ

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 尊吾 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]
良い成分のみ使用
死海100%の入浴剤


▲ページトップ