心に傷を負っていたあたしは、生きて何の価値があるのかとか、別に死んでも誰も悲しまないと本気で思ってた。
でも勇気がなくて何もできずにいた。
そんな風に自分を追い詰める日々が続き、勉強なんて全くしないうちに、とうとう私立の入試の日はきていた。
入試会場に居ても、皆最後の最後まで勉強。
でもあたしは勉強してる振り。
当たり前だけど、数学なんて計算以外解けない。
英語も勝手に作った単語を並べるだけ。
正直落ちたなぁ〜って思ってたから結果なんてどうでも良かった。
そして一週間後くらい経った日に、合格通知があたしに渡された。