暖かい腕

ナミ  2007-02-27投稿
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冷たい空が滲んだ。
寂しくて寂しくて潰されそうだった。

ひとりぽっちのクリスマス。
ひとりぽっちの誕生日。
バレンタインもひとりぽっち。

どうしても泣きたくなる。
泣いても、包んでくれる腕がそこにはなくて、
暗い部屋に帰って、簡単に家事を済ませて寝る。

起きたら仕事に行かなくちゃ、
頑張って働かなくちゃ、

もう誰も…泣いたって手を差し伸べてはくれない。

いっぱいいっぱいで、
苦しいと思っても、そんな事で苦しんで甘えてるって、自己嫌悪。

そんな繰り返しで、帰路に着くと涙が滲んだんだ。


毎日が倦怠感と焦燥感との繰り返しだった。

死にたかった、
小さい頃から何度も…
何度も、死にたいと思ってた。



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