中嶋は死刑台に行く途中に死刑囚と遭遇した。二人は一瞬目が合ったがすぐにに目を逸らした。そして中嶋も佐東と全く同じ考えをしていた。
少女は死刑が行われる部屋に着きとうとう死刑が始まった。
中嶋と4人の刑行官(現在の刑務官)は死刑が行われる隣りの部屋で合図を待っていた。
少女が死刑台の上に立った。
「最期に何か言い残す事は無いか?」
刑行官が少女に最期の質問をする。
「別に何も無いわ。」
「本当に無いのか?」
「ええ。本当に何も無い。」
少女は信じられない事に笑いながら言った。
そして首にロープを括り付けられた。
「・・・・・・執行!!」
死刑執行の合図が出た。すかさず隣りの部屋の中嶋達はボタンを押す。
パカ・・・
床に穴が開き
シュ・・・
首が締まり
刑は執行された。