「わぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
俺はひよりから死ねなどの言葉を聞くとは思っていなかった。なのでこれには驚いた。だが、そんなに冷静に考えているはずもなく、俺は叫ぶ。
「アンタナンカハヤクシネバイイノヨ!!!!」
次の瞬間、俺は夢らしき所で意識を飛ばした。
「黙れぇぇぇぇ!!!!!!!」
意識を飛ばした俺はひよりに殴りかかる。
「痛いっ!!やめ…てぇっ…」
「殺してやるっ!殺してやるよ!!」
俺はどこから持ってきたのか、ナイフを取り出し、ひよりに押し当てた。
「ひぃっ!!!!」
「あはははははは!!!死ねぇっ!!!!」
その瞬間、俺はひよりにナイフを振り落とした。
「………!!」
意識を取り戻し、現実に戻っていた俺は辺りの様子に驚愕した
「人が…みんな…死ん‥でる?」
辺りを見渡すと、一面血の海だったのだ。そして…
「ひ…よりぃ!!!!」
そこには息絶えたひよりの姿が。胸を刺され、足、腕、そして頭に刺し傷があり、とても無惨な殺し方だった。
「誰が……こんなことをっ!!」
[君だよ…?みんな殺ったのは]
俺は後ろから聞こえた声に振り向いた。
[君はまた殺っちゃったね。まぁ僕が仕組んだんだけどねぇ]
そこには俺と同じ格好、そして血まみれな男がいた。
[じゃ、また殺ろうか!]