頭痛による悲劇 ─下─

刹那(∵)ノ  2007-03-01投稿
閲覧数[585] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「わぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

俺はひよりから死ねなどの言葉を聞くとは思っていなかった。なのでこれには驚いた。だが、そんなに冷静に考えているはずもなく、俺は叫ぶ。

「アンタナンカハヤクシネバイイノヨ!!!!」

次の瞬間、俺は夢らしき所で意識を飛ばした。

「黙れぇぇぇぇ!!!!!!!」

意識を飛ばした俺はひよりに殴りかかる。

「痛いっ!!やめ…てぇっ…」

「殺してやるっ!殺してやるよ!!」

俺はどこから持ってきたのか、ナイフを取り出し、ひよりに押し当てた。

「ひぃっ!!!!」

「あはははははは!!!死ねぇっ!!!!」

その瞬間、俺はひよりにナイフを振り落とした。

「………!!」

意識を取り戻し、現実に戻っていた俺は辺りの様子に驚愕した
「人が…みんな…死ん‥でる?」
辺りを見渡すと、一面血の海だったのだ。そして…

「ひ…よりぃ!!!!」

そこには息絶えたひよりの姿が。胸を刺され、足、腕、そして頭に刺し傷があり、とても無惨な殺し方だった。

「誰が……こんなことをっ!!」

[君だよ…?みんな殺ったのは]
俺は後ろから聞こえた声に振り向いた。

[君はまた殺っちゃったね。まぁ僕が仕組んだんだけどねぇ]

そこには俺と同じ格好、そして血まみれな男がいた。

[じゃ、また殺ろうか!]



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 刹那(∵)ノ 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ