ぱずる、、〔裏終 ピース〕

ホッチ  2007-03-04投稿
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私はさまよう、、。

人間が嫌がる雨の中、草木の成長には欠かせない雨。人間も水無しでは生きられぬのに、、人間の身勝手さにはあきれる。

私が流しきれなかった涙を降らしてくれているのか、自分勝手な考えも治りそうもない。

犬がいた家へ、、庭に彼女が立っている。
前には『ロイのお墓』と書かれた板が刺さっている。
傘もささずに、、それほどにショックなのか?

暫く観察していると、家の中から母親らしき人間が彼女になにか言っている。
風をひくから中へはいれとのこと、、。
彼女は否定し、ずっとそれを眺めていた。

次に私の母親の孫『×××』の家へ、、。

「こんにちは、、今日はなんの話をしようか。」
やつれた顔で私に気を遣う。
たわいない話をし、最後には決まって「もう人を殺すのはやめない?」と、締めくくる。

いつもなら聞き流すが、ちょっと良いことを思い付いた。

私の条件を飲むなら、この遊びを止めても良いと伝える。
彼は喜び何でもすると答えた、、。

彼の優しさを酌んで、この遊びは終りを向かえる、、。

私は歩き出す、、



長かった夏休みも終りを告げ、また地味にせわしい毎日が始まる。

今日は珍しく母に起こされる前に目が覚め、朝食をたしなむ。
明日からはまた母親の目覚ましにお世話になると思うが、、。

自転車に乗り学校へ、、休みは終われど夏はまだ続いており暑さの中道を進む。

久々の友達、日焼けした奴もいれば茶髪にしてきた女子もいる。中身は一緒なので相変わらずの会話で時を過ごす。

だるい授業も相変わらずで、ただでさえ惚けている頭には刺激が強すぎた。

なんとか一日を終え下校する、、。
「おぃっ!!シュウ!!一緒に帰ろうよ!!」

友の声に立ち止まり、笑顔で返事をする、、。


上手くこの生活に溶け込めそうだ、この体はしっくりくる。
私の新しい人生は歩き出す、、。シュウと共に、、。

『ヒトミの呪いは、、終(シュウ)』



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