あれは真吾と気まずくなっている間の事−そう今からちょうど4年前。
『ねぇあみ!竜と付き合ってるって本当なの?!』
はぁ…それ聞かれたの今日何回目だろう…。竜(タツ)と付き合い始めたのは、ほんの1週間前。きっかけは、仲の良いマリエに彼氏ができてその友達を紹介されたんだ。
最初は「落ち着きない人だな〜」なんて思って興味持てなかったんだけど、だんだんそうゆうとこも可愛く思えてきて。
だって竜は私と話してる時、言葉に嘘がない。いつも迷いのない目で私を見つめてくる。見た目がいかついだけに、そのギャップが余計に魅力的だったのかも。そのうちに竜から告白された。
少し迷ったけど「もう真吾の事は忘れて、竜とうまくやっていこう。」
そう思って付き合うことにした。
真吾にも今は彼女がいるらしい…
それから1週間。今はすごく順調。ダブルデートなんかもしちゃってまさに青春!って感じかな〃
そんなある日だった。私はマリエとその彼氏に『今日、竜と一緒にここにおいでよ!』とメモを渡された。それには【JAM】と書かれていた。