「……どした？」
またぼーっとしちゃってた……。汗。
「あ……えと……。こ、今度こそは１００点取りますから!!」
いつもみたいに張り合う感じで言った。
「そうか。じゃあ頑張れ。」
少しニヤニヤしながら先生が短く言って、部屋を出て行こうとしたその時
「あ、待っ……。」
「おっ。」
急いで追いかけたら床のタイルの隙間に引っかかってこけちゃった(・ω・;)
しかも…先生の背中に抱きついちゃった………。恥。
「あ、あの、ごめんなさい!!」
「おう、大丈夫か？」
大きな背中……。
すぐ離れようとしたけど……。
「痛っ!!」
どうやら足を捻ったみたい…。
「ん？どうした？」
「あ…足を捻ったみたいです。あはは…。ちょっと保健室行って来まーす。」
でも……ジンジン痛む。
「………。ほれ。」
「え？」
先生がしゃがんで背中を向けた。……おんぶ？
「いいですよぉ!!あたし重いですから!!」
「良いから早く乗れっ。」
「うぅ……。」
渋々乗る。
でもその瞬間…
「わっ!」
ふわっと体が上に上がった。
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