―ねぇ。かざぐるまの噂知ってる?―\r
―うん。知ってるよ!あの…連れ去られちゃうやつでしょ!?―\r
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〇女〇
片桐瑠伊‐かたぎりるい
‐萩山海梨‐はぎやまかいり
‐月影真綾‐つきかげまあや
〇男〇
‐目黒智‐めぐろさとし
‐佐伯龍‐さはくりゅう
‐佐藤愁藜‐さとうしゅうれい‐
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『闇夜に浮かびし怪しき影よ その影ヒソリヒソリ近づきて 何処か遠くへ消えてった……』
今日の夜、遊びすぎて公園のベンチで寝てしまった瑠伊は誰かの歌声で目が覚めた。
それは静かで何処となく怖さを感じさせる歌声だった。
「ん…誰?」
周りを見渡しても誰も居ない。
「…気のせいだったのかな…?」
瑠伊は気になったがあまり気にしても意味はないだろう。と言うことで帰ることにした。
ふと、歩いていると
「かざぐるま…」
かざぐるまが落ちていた。 しばらく見つめていると
ブーブーブー
携帯のバイブ音がポケットの中で響いた。
「っ!?ビッ…クリしたぁ…」