一種の博打と思えばイイか…(汗)
「そ、それじゃ…パンダの足音をお願いします…」
美女はニッコリ微笑みカウンター奥の棚から何種類かの液体を取り出しシェーカーに注いだ
シャカシャカ
シャカシャカ
静寂なbarにシェーカーを振る音が響く
【イイ音…】
ふと視線を感じ隣を見ると、男が煙草をふかしながら見つめていた
私の胸を…
「あんたね〜(怒)」
「ちゃ、ちゃうで!確かに巨乳は好きやけど貧乳も好きや!…じゃなくて悩みが一杯詰まってるんかな…い、いや、そんなんやのーて(汗)」
【こいつアホだ…】
私は付いて来た事を後悔していた
「はい パンダの足音よ」
目の前に出されたのは透き通った緑色のカクテル…
煙が出てる…(汗)
「この煙はドライアイスですか…?」
美女はニッコリ微笑むだけだった
隣の男もニヤニヤしてるだけで何も教えてくれなさそうだ
【笹の葉色でパンダ?まさかドッキリじゃないでしょうね…】
私は覚悟を決めて一口飲んでみた
「!」
残りを一気に飲み干しパンダのおかわりを頼む
2杯目に口を付けた時男が話しかけてきた
「気に入ったみたいで良かったわ〜 ほんで屋上にいた理由、僕に話してみ?胡桃ちゃん」
【ん…?私、名前言ったっけ?まぁイイか〜】
男の台詞が終わった頃には私は3杯目を飲み干していた