ジュエル

コーム  2007-03-09投稿
閲覧数[358] 良い投票[0] 悪い投票[0]

『君と過ごした三年は本当に幸せだった』
―2004年・10月25日―\r
僕はバイトに迎うためいつもより少し早めに家をでた。自転車を走らせると向かい風が手や顔にあたり冷たかった。いつも通る道、いつもならぎりぎりまで家に居てバイト前には絶対に寄るはずがない本屋、だが今日は時間がある、それにいつも読んでいる週刊誌の発売日、僕はすかさず本屋に寄った。
本を読みおえ店内をブラブラする、まだ時間はある。早く出て正解だったなっと思っていると前にみなれた姿が立っていた。僕の中学からの友達の香川逢子だった。
『逢子久しぶりやん。』『あっ!久しぶり。何してるの?』『今からバイトでさ、時間があるから寄ったの。逢子は?』『待ち合わせ。今からデートなの。』久しぶりの逢子は中学と変わっていた。服装も大人めになり軽く化粧もしていた。彼氏のために自分を綺麗にみせようとしているのがわかった。お互い時間がないので話はテンポよく進む、最後に逢子から知り合いの子が彼氏を探してるから紹介しようかっと言われた。今彼女もいないしほしいと思っていたから調度いいかなっと思い、また後でバイトが終わってから逢子に連絡すると言って別れた。
バイト終わりに逢子から電話がかかってきた。用件は紹介の事だった。僕はその子のメアドをきき、逢子にお礼を言い電話を切った。
メールをする。これから出会う人はどんな人なのか考えただけでワクワクし、緊張もしていた。
―今思うとあそこで逢子と会わなければよかったのにっと思うよ。君に出会わなければこんなにも苦しい想いをしなくてすんだのに――10月28日―\r
逢子の紹介で君と出会った。連絡を欠かすことなく三日が過ぎ今日の夕方、僕達は初めて顔を合わせる。僕は朝から緊張していた。授業そっちのけで君の事ばかり考えていた。向うも学生だ。やっぱり終わってからだから制服かな、身長は低めって言っていたけどどれくらいかな、髪はかたより下でロング、B型など質問した事を思い返し想像していた。
ついにやってきた放課後。ついに君と会う時間。ドキドキが聞えてくる。待ち合わせの場所は?時間は?制服は綺麗か?落ち度はないか?急いで駅に向った。早く着いたが電話をしてみる。ボタンを押す手が震えた。メールだけじゃない、話もしたはずだ。なのに緊張していた。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 コーム 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
乾燥でうめぼし肌
⇒改善はこのクリーム


▲ページトップ