『マジうけるし〜』
教室に大きな笑い声が広がった・・・
友達のカオルだ・・・アヤの一番の親友だ・・・
『あんたマジうざいよ、こっちは凹んでるんだから』
『ごめんごめん、だってあんなにラブラブだった彼が二股してたなんてウケるんだけど・・・』
アヤはナンパで付き合い始めた男に二股をされていた・・・
『別に好きじゃなかったし、それに…そろそろ別れるつもりだったし…』
『そうなんだ、じゃあ良いじゃん別に…』
カオルはニヤニヤしながら教室を出ていった…
『マジうざいし…』
アヤはカオルにムカついていた…
その時
『おはよう!』と頭を叩かれた…
ムカついていたアヤは不機嫌そうに振り返ると…
涙目になった友達のヒロコだった
『聞いたよカオルから、最悪な男だね別れて当然だよ』
泣きながらヒロコが言ってきた
『そうだね・・・・・・チッ』
アヤはカオルに口止めしなかった事を悔やんだが…それ以上に…そんな友達しかいないことを悔やんだ…
『アヤ…いつでも相談のるから電話してきてね…』
ヒロコは彼氏がいない…アヤには喜んでいるようにしか見えなかった…
『ありがとね…』