<あれって、まさか・・・―――>\r
そこにいたのは、あおいと智幸だった。
「宮下〜ぁ・・・急に呼び出して何?」
「あのっ・・・・・」
<やっぱり・・・告るんだ・・・(真帆の心>
「私、智幸君のとこと・・・すっ、好きです」
「えっ?・・・・・」
「よかったら、付き合ってください!」
顔を赤めらせるあおい。智幸考え込む。
<もし・・・智幸がOKしたら、私どぉしよう・・・そぉなったら・・>
車が何台か通り過ぎる。その時あおいと智幸が何か言う。
「あぁ・・・いいよ」
智幸があおいに言う。
「えっ・・・」
真帆が驚いた様子で言う。真帆、壁に身を隠し、道端に座り込む。
「うそ・・・宮下さんと智幸が両思いに・・・・・」
あおいと智幸が会場の方へ向かう。
「どぉすればいいの・・・?・・・・」
泣き出す真帆。と、後ろから、足落ちが近づいてくる。
「あっ!真帆何処行ってたんだよ?探してたんだぞ!」
<あっ・・・・悠平・・・・・・>
「あっ・・・・ゴメンゴメン・・・・」
真帆、涙を手でぬぐう。
「亜矢香も探してたぞ・・・もしかして・・・泣いてた?」
「えっ・・・」
「目、赤い・・・」
「あっ・・・」
目の下を手で拭く真帆。
「なんか、あったの?」
「なんにもないよ」
「なら、会場にもどるぞ」
「うん」
真帆と悠平が歩き出す。
「りんごアメ買ってあげようか?」
「えっ・・・?いいの?」
悠平の方を見る真帆。
「うん。元気ないみたいだし」
「ありがと」
<明日から・・・どぉすれば、いいんだろう・・・・・>
+8話目終わりです+