〜図書室〜
「あっ・・・あったあった。」
絵里が図書室である本を見ている。
「止血の・・・・仕方・・・・。あった!」
その本は応急処置の本だった。(保健室から借りてきた)
「まず・・・ハンカチで傷口を・・・――――」
〜教室(3年2組)〜
教室の中でキャッチボールをする男子生徒。それを心配そうに見ている女子生徒。
「ちょっと!危ないじゃん。やめなよ!」
女子生徒がキャッチボールをしている男子生徒に言う。
でも、やめる気配がない。
「やめなってばっ!ガラスに当たったらどぉするの??」
女子生徒が注意する。
「ばっかだなぁ・・・俺達野球部だゼ?ガラスに当てるわけねぇだろ」
と、言って少し強めのボールを投げる。
陽太が廊下の曲がり角をまがり、3年2組(陽太達の教室ではない)の前を
通過しようとした・・・・。
> ガシャーン <
キャッチボールをしていた男子生徒のグローブからボールがすり抜け、ガラス(廊下側)が、割れる。廊下には、無数に散らばる
ガラスの破片と・・・・―――――。
「キャーッ!!!!!」
悲鳴を上げる女子生徒・・・・そこには・・・――――。