…満月だ。
身体がふんわり浮かんだ。
ふと、さっきまでの自分が背中から声をかけてきた…。
「どうするの?」
「どうしようか…?」「馬鹿じゃない!ありえない事なんだからね!」
そう、わたしはありえない事にはまって行ってしまったんです。この先を何も考えず、考えようともせず先のない嘘で固めればすむと思った世界に酔い痴れ様としたのです。
「どこまで取り繕える?ねぇ…どこまで?」「…うるさい!疲れてるから、もう寝たい!」
「そう、逃げるんだ。まぁ〜いいけど。」
身体に馴染んだシーツに身体を滑込ませ大きく息を吸込だ。あぁ…明日は来るんろうか?