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バイキン入ってるレモンティー  2007-03-11投稿
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次の日、私はお昼休みに先生の所に行った。
今日は補修の最終日だから、告白にはちょうど良い。
お昼の職員室は、カップ麺や愛妻弁当の匂いでいっぱいだった。
職員室のドアを開けた瞬間、目の前に伊藤先生がいた。
「っ!!」
「おお、山田。良い所に来た。」
そう言って先生は何枚かプリントを私にくれた。
「今日やるプリントな。今日最終日だし、みっちりやるから軽くでも良いから見とけよ。」
「……はい……。」
「で、お前の用事は?」
いきなり言われて私はバカ正直に言った。
「先生に会いに来ました。」
「俺か?」
コクリと頷くと、
「悪いが今ちょっと立て込んでてな。補修の後で良いか?」
「はい。」
そう言って、私は、先生とマトモな状態で話せる最後の会話を終わらせた。



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