あれ以来、先生は意外と普通に接してくれた。 さすがに最初は気マズそうだったけど、徐々に普通に直った。 私はあの時、偉そうに『普通の教師と生徒』って言ってたけど、やっぱり無理だった。 あたし…やっぱり先生が好きだ……。 そして、気持ちの整理が出来ていない状態で卒業式を迎えた。 校歌や『仰げば尊し』を歌い、卒業証書をもらった。 もちろん、先生の事もあるけど、1年生からの事を思い出すと泣けてきた。 「山田。」 その時、後ろから伊藤先生の声がした。
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