クラブへ着いたかなは早速クラブへ入った。入ってすぐ後ろから……
『ヤッポー!かな!来てくれたんだ!相変わらずかなは可愛いなぁ』
振り向くと彩がいた。
『お〜彩ぁ!うん!当たり前じゃん!彩に来てくれって言われたら来ないわけにはいかないよぉ』
この子が里谷 彩(さとや あや)かながクラブに行き始めてからすぐに知り合って今では「かなの隣に彩在り」と言われるくらい仲良しだそれにいつも相談にのってくれていいアドバイスもくれる。
『とか言ってぇ私が言わなくてもかな来るつもりだったでしょ?』
『まぁねでもさぁなんか今日雰囲気違うよね?』
かなが不思議そうに言った。
『でしょ?それ私も思ってたんだなんか初めて見る人ばっかだしねそれに今日気をつけた方がいいかもよ先輩から聞いたんだけど今日危険日らしいよ』
危険日…かなと彩の合言葉みたいなもので男たちが無理矢理女の子を襲うために女の子を探しにくる日である。
『まぢ?ヤバイじゃん…』
かなが嫌そうな顔で言った。
『今日は早めに帰ろっか!』
彩が言った…その時…
『ねぇねぇ君たち今日二人なの?』
声がする方を見ると二人の男が立っていた。見るからにチャラそうな感じだ。
『二人とも今から何するの?』
一人の男が言った。
『することないならさ一緒に遊びいかない?スゲー楽しいとこあんだけど』
もう一人の男が言った。
『ごめんねぇ私たちさもう帰るとこなのこの子もさ家が厳しいしごめんね』
彩がそう言うと…
『大丈夫だって!すぐそこだからさお願い』
男が言った。
彩は戸惑った…いつもならそう言うと大丈夫だったからだ……
『だからねっ?すぐそこだから』
男が続けて言った。
『ホントごめんね!今日は無理なの!ホントにごめんなさい』
彩が負けじと言う…すると………
『とりあえず外出ようよ二人とも帰るんならちょうどいいよね?』
男がかなの手を引っ張りながら言う。
『ちょっ!離して!』
かなが必死に抵抗するがやっぱり女の子…男に力で勝つわけがない……
『やめてって!』
彩も同じく引っ張られている。二人はとうとう外に連れ出された……
『そこに車停めてるからさ』
男が言う。
『だから嫌だって!』
かなが抵抗しながら言った……その時……