「屋上に居た理由〜?あ、すいません〜 甘い囁きも追加〜」
これ以降は私の記憶がアヤフヤだからナレーションはバトンタッチするわ
調査資料?
滝田胡桃 22歳
大手家電メーカーに総合職として勤務
趣味はカラオケ、酒に強い
「…」
僕は既に頭に入れていた滝田胡桃の調査内容を確認していた
何故確認せなあかんかったかとゆーと、胡桃であろう女は椅子に立ち、右足をカウンター、左手を腰に置きウォッカの入った瓶をラッパ飲みしてるからなんや(汗)
「なぁ…この情報はどっから仕入れたん?酒に強いて…酒飲んだら凶暴になるの間違いじゃ…」
僕はカウンターで必死に胡桃から酒を守ろうとしているユーリに聞いた…が…それどころでは無さそうやな(汗)
胡桃の止どまる事の無い攻撃にユーリは長い黒髪を振り乱している
やがて電池が切れたのか(ロボットかい!)胡桃はピタッと動きが止まった
「ぅ…ぅえ…気持ち悪い…」
店内に緊張が走る!
僕は胡桃を抱え、自分でも感心する早さでトイレに駆け込み便座を上げた
しばらく胡桃の背中を擦りながら、既に知っている胡桃が自殺しようとした理由を思い返していた
実の所、僕が屋上にいたのは偶然やない
胡桃の後を尾行してたってのが正解なんや