[これで全員そろったな!!]
青が高らかに言う
自分が原因でバラバラになったとゆうのにだ
[やっとーーーだな]
おうそうだぜ
とザックが呆れたようにため息をついた
[っえ...?]
声の主を慌てて振り返ってみるとそこには腕組みして立っている佐竹がいた
ザックと隣にいたクーロンやサクラも驚愕したようす
さっきまで気配すらなかったのに
[センセ?!何でこんなとこにーーー]
サクラの横を小さく黒い何かが通る
そして言葉も中断させられた
[お前、何か知ってんだろ]
青だった
真顔で問い詰める
サクラ達はただ
両者の間に流れる異様な空気に動きを止めていた
[何を?]
フフンと楽しむように笑いながら聞き返す
そんな佐竹の態度にあの青が無反応だった
いつもならなんらかのいちゃもんをつけるはず
[裏のことだ!!俺ん中の裏がいってんだ!]
すると佐竹は顔をムッとさせ、青に近寄る
[いつからだそれ........はぁっ...]
あーぁ...とゆう感じの顔をして他のみんなを自分の周りに立たせる
[時間ねぇからさっさと説明すんぞ!]
緊迫したようすで戸惑うみなを強制的に話に巻き込む
[裏はな...今から5000年ぐらい前から存在する、でも誰にでもあるわけじゃない。選ばれた人間だけが有する]
[あのぅ...]
[はい質問はあと!!]
小さな声で呟くクーロンを一言で黙らせ、再び説明を続けた
[選ばれた人間は代々やるべきことをし、死んでいく。んで、やるべきことってのはな...すげぇデカイことだな]
曖昧で唐突な説明に納得しないサクラはいつ茶々をいれようかタイミングをはかっていた
[簡単に言えばお前らとあと2人は5000年前の先祖の血を引いてるから地球とアルマニスクを救うためにここに集まった!!]
かなり簡単に言われたので一瞬意味が分からなかったようだ
クーロンは説明が終わったのを察するとソロソロと手を上げた
[でもーーー青とサクラは地球に帰らなきゃいけないんじゃないですか?]
クーロンの質問に
青とサクラは本来の目的をようやく思い出した