木曜日は憂鬱が体を締め付ける。
「おい海山。今日何曜日だっけぇ？」
杉原が白々しく聞く。
「・・・木曜。」
「木曜日ってことは・・・“ミヤマショー“の日だな！」
でた、ミヤマショー。
しかも珍しく坂本がいる。
「んじゃあ本日のショーは“歌“を歌っていただきましょーか！」
ギターを抱えた大桑が言った。
歌・・・。ショーでは初めてだな。いつもならモノマネかショートコントなのに・・・。
「うぉ〜ミヤマの歌聞きてぇ〜♪」
「音痴っぽそうだな♪
うん、その通りだったら“坂本ハイキックの刑“だな♪」
「じゃあ歌っていただきましょう！“ギター演奏“大桑亮也。“歌“海山明光。曲はｱﾒﾘｶﾝｼｮｰﾄﾍｱの“心“。」
ジャラーン♪
前奏が始まった。
ｱﾒｼｮーの心かぁ・・・。
歌詞あんま知らないけど・・・まぁいっか。
♪♪♪〜♪♪〜♪
「っっっ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」
歌いだした途端ギターが止まった。
・・・もしかして坂本ハイキックの刑？？
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