レーフェンフック(レーフェンフックは心優しいカワウソの少年)はいつもより早く朝おきた。顔を洗いに行くと、お母さんのレティが朝食とレーフェンフックの学校に持っていくお弁当を作っていた。レーフェンフックは朝食を急いで済ませると、お弁当をカバンに入れ、足早に学校へ急いだ。校庭にはすでにカエルのヒッキとタガメのミルが待っていた。今日は3人で上流の水屈にある光草をとりに行く約束だった。この季節は雨期で水かさが上昇して水屈には誰も近づかないが、光草を手に入れれば、レーフェンフックのおばあちゃんのクックの病状も良くなるとドクターザリガニ先生が行っていた。レーフェンフックはどうしてもこの光草を手にいれたかった。ヒッキとミルはこの川の事は知りつくしているが、水窟の奥までは行った事はなかった。もちろんレーフェンフックも初めて水窟に向かうのであった。