twisted hearts?

tam  2007-03-16投稿
閲覧数[253] 良い投票[0] 悪い投票[0]

…………
 
 
んぁ…
…………
 
!!!!

 
ここはどこだろう?
 
薄暗い部屋。

 
 
 
ガチャ。
 
「あーよかったぁ!!!目、覚めたんだね!
このまま起きなかったらどうしようかと思ったよ。体大丈夫?」 
見ず知らずの男。
 
彩が返事に困っていると…
 
「そうかぁ。
目が覚めたら知らないとこに居たからビックリしたよね。
とりあえず、僕の名前は和弥。
………
信号ばっかりに気を取られてて、君の姿に気付かなくてね。
慌てて急ブレーキを踏んだ時にはもう君の姿は見えなくて…
すまない。
でも、車と接触していないから安心して。
僕、医者なんだよ。」
 
次から次へと話す和弥。
 
確かにどこも痛くない。だけど…
急ブレーキ?
えっ?
思い出せない…。
 
「君、名前は?」
 
『…………
……わかんない…。』 
「えっ?まさか…
これ君のだけど?」 
白いかばんを差し出された。
ピンクの携帯、ピンクのポーチ、ピンクの財布…
どれもこれも初めて見る物だった。
 
財布の中の免許証を手に取り、わかった。
 
『あたしの名前は彩…彩みたい…』
「君…まさか…」
 
彩は訳が分からなく、途端に涙があふれてきた。
 
慌ててどこかへ電話する和弥。
「さっきの子なんだけど、どうも様子がおかしぃんだ…。
あぁ。そうなんだ。
うん。
…検査結果はホントに異常なかったんだよな? 
あぁ。わかった。」
電話を切る和弥。
そして和弥の案内で診察室へと通された。
 
 
そして幾つかの検査が終わり…
 
「……君、いや、彩ちゃん。
どうも頭を打ち付けたショックで…………記憶喪失を起こしているらしい…」









投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 tam 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ