「こ・・・ここは・・・何処だ?」
賢は目が覚め周りを見回す。
記憶はピエロに殴られた所で途切れてる。
見回すが見える範囲には変な機械しかない。
機械といっても直径5?程の球体という大きさだ。
その機械が無造作に転がっている。
近付き触ってみる。
表面は鉄で出来ているのだろうか?肌に冷たく固い感触が伝わる。
機械を触っていると機械が起動した。
「ゲームの世界ヘようこそ!」
機械が唐突にしゃべりだす。
当然賢は驚く。
「この世界では貴方の適職をこちらで自動で判断してその職につき生きることが出来ます。」
「職?」
何のことか解らず聞き返す。
勿論答える者は居ないはずだったが・・・
「職とは本ゲームの貴方の力の事を示します。」
「!!」
賢は又驚く。
「お前・・・俺の声を理解できるのか?」
賢は恐る恐る聞いた。
「理解出来なければサポーターは勤まりませんから」「サポーター?」
賢は又聞く。
「その他様々な質問があると思いますけど時間なのでそろそろゲームの世界ヘ移動させていただきます」
「!?・・・おい!!説明が終わってないだろ!?」
賢の声が虚しく響く。
そして・・・又意識が遠くなる。
もう・・・全て信じざるを得ない。